2006年01月31日

【火曜・ニュースの視点Vol.3】/「オリジンをめぐって」/(31日目)

ここ最近、オリジン弁当がゆれています。いつもお世話になっているだけにとっても関心深い身近なニュース…。

簡単に言えば、"オリジン弁当"の会社「オリジン東秀」創業者の株を、ドン・キホーテさんが取得。その後買い増さない約束だったのに突然TOBをかけて敵対買収を実施。これに対して東秀側は以前より交流のあったイオンに相談を持ちかけ、イオン側がドン・キホーテ側より200円高い3000円/1株で同じくTOBを宣言。東秀側にとっては友好的TOBという事でホワイトナイトの役割をイオンが成すというもの。

なぜこれが話題沸騰中かと言うと、ほぼ初の日本企業同士のTOB対決だからで、これまでライブドアや村上ファンド系のTOB対決は外資ファンド等の参入が主だったのに対して純粋和モノ対決だからです。

という事で日本もとうとうこういった高次元のM&A領域に入ってきたんだなぁ・・・と実感する訳です。

ドン・キホーテはオリジン弁当買ってどうする気だったんでしょうね?イオンは惣菜関係の充実でのシナジー効果がすごく分かるんですが。

結論・・・「意味の無いM&Aはやめましょう。」
いくらM&Aしたって、従業員のハートが掴めないとマイナス効果もありますからね。。。

しかし超客観的には、非常に身近な会社(お弁当屋ですよ!だって。。)のM&Aは面白い題材ですよね。。
他に、題材として面白い会社って何でしょうねーー。
そう思うと、街を歩く視線も変わるかも。

今日からM&Aな目で街を歩きましょう。

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この記事へのコメント

1. Posted by みそしる   2006年02月01日 13:11
オリジン弁当をめぐるTOB対決かぁ。知りませんでした。

ドンキホーテにとってもあながち意味のない買収じゃない
かもしれませんよ。確かにイオンにとっては既存事業との
相乗効果があるかもしれませんが、ドンキホーテにとって
も新しいマーケットに攻め入って、そこで売上を伸ばすと
いう意味があるのですから。確かに弁当を圧縮陳列される
と困りますが。。。

オリジン弁当は僕も愛好していました。一品一品は安いにせよ
色々買ってると結局コンビニ弁当よりも高くついてたことを
よく覚えています。あと、コンビニを使ったコバンザメ
マーケティングなど、なかなかやり手だなと思ってました。

しかし、弁茶の服部さんにとっても他人事じゃないのでは。
2. Posted by 服部   2006年02月03日 10:29
たしかに、"弁茶"企業として、われわれも戦略を練り直す必要ありです!

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