2006年03月23日

【木曜・ベンチャーとか】/「セカンドチャンス」/(82日目)

今日は雨ですね。花粉が飛ばないだろうからとっても幸せです。髪の毛がくちゃくちゃにはなりますが…。

日本の起業数がどうして海外に比べて少ないか?

リスクが大きいから

というのが定説。

つまり日本の場合、まだまだVC等がベンチャーを支援する総金額が少ない為、どうしてもベンチャー立上げ時には金融機関から借金をする必要がある。と、すると失敗すれば借金まみれ。財産を失い、時には家族や大切な心も失っていく。
そして社長はいつも金策で頭が一杯で経営の方に集中出来ない。つまりワンチャンス

福留

『上原投げたー、143kmのストレートォーー、福留空振りー、ワンストライクー。バッターアウトー』


『えぇぇぇー、1回空振りでアウトかよぉぉぉ」



それぐらい過酷な(?)オールオアナッシングの世界!!が現在の日本の起業風土である。

そんな中で少なくとも資本金1000万円の垣根を無くそうと1円起業制度やそもそもそもの会社法改定が行われている訳なんだけど、結局会社を作る事は出来ても会社を存続させていくにはお金がいる訳で、そこのサポートは十分とは言えない。

そんな中、政府は逆にワンチャンスではない二度・三度の挑戦を支援する制度作りを始めた。「多様な機会のある社会に向けての推進会議」略称・再チャレンジ推進会議)を発足。23日にも発表する。起業に限らず再就職も含めたセカンドチャンスを応援する仕組みである。
安部官房長官が先頭で陣頭指揮を取り、財務、経済産業、厚生労働等の各省庁が横串で体制構築をしていくものである。

税金の使い道は、無駄な公共事業でなく、新しい挑戦に対する支援費用として、日本の未来にとって活きたお金の使い方をして欲しいと切に願う今日春雨の気持ちです。

---------勝手に調査<セカンドチャンスで成功した人は!?-------------
(追記で発表⇒)

折口 雅博(グッドウィルグループ)
 ⇒ベルファーレ等のディスコで大成功した後、会社を追われゼロからのスタート
  そこから這い上がりグッドウィルを立上げ、今やコムスン等の介護サービスも
  手がける正に神話のような人

スティーブジョブス(アップル)
 ⇒アップル創業者でありながら我侭が過ぎて追い出された。しかしMacの不振と
  ともに呼び戻され、iMac、iPod等のヒットを連発。アップル復活を成し遂げた。
  アップル不振の時にソニーもアップル買収してればなぁ…。

兼元 謙任(OKWAVE)
 ⇒サラリーマンに嫌気がさして会社を退職。しか再就職できず2年近くホームレス
  に。しかしその後立上げたQ&AコミュニティOKWAVEがヒットを生み、今や
  ベンチャーの雄としてアメリカ進出も果たした素敵な人

澤田貴司&玉塚元一(リヴァンプ)
 ⇒ともにユニクロ出身。澤田氏は次の社長といわれたが柳井独裁体制に嫌気が
  さして退社。企業再生ファンドの「キアコン」を立上げるが失敗。同じく
  ユニクロ社長を務めながら柳井さんに最後追い出された玉塚氏。
  二人揃って、再度企業再生ファンド「リヴァンプ」を立ち上げる。その後、
  ロッテリアの支援等、話題が絶えない企業に垂直立上げを行った。
  そしてその支援会社の1つ「ウォーターネット」がうちと同じビルにいる。

鈴木宗男(無所属)
 ⇒ムネオハウス等の汚職で捕まり、議員バッヂを失うが、盟友松山ちはるの応援
  で「政党大地」を設立。小泉旋風巻き起こる中議員復帰。僕のソニー時代の
  同期に顔が似てるので上げてみました。「箱乗り」がとっても上手。

など。ちなみにたくさんの起業の失敗ばかりを集めた本がありまして、その本にはもっとたくさんの事例が載っていてかなり面白いです。起業される前には是非一読下さいませ。

「大企業からベンチャー転身者(転身希望者)向け書籍」


起業バカ

起業の失敗をたくさん集めた本





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この記事へのコメント

1. Posted by namai   2006年03月23日 22:02
5 その本読んでみたい。

日本はサラリーマン制度(勝手に命名)で成長してきた国だから、政府が考え方を変えるのはなかなか難しいだろうね。
戦後、軍→通産省(経産省)、兵隊→サラリーマンという絶妙な転換を遂げ、得意の滅私奉公で日本の経済を支える兵隊を作り上げてきたわけだから。

2. Posted by 服部   2006年03月28日 10:04
この本、本当にこれから起業する人や、今後起業をする人、社内で新しい事をやろうとする人にもとってもお薦めだよ。

政府は完全に、「サラリーマン」という幻想を作ってきた。彼らのマーケティング活動は本当にすごいよ。
だけど、僕達は何が正しいかを見極める目を持たなくてはいけない。
政府のプロパガンダに寄る事なく、何が正しくて何が正しくないのか。それを一人一人見極める時代になってきているんだと思う。

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