2006年05月02日
◆フジテレビの新サービス《火曜・ニュースの視点.17号》/122日目
フジテレビがチームラボビジネスデベロップメント(チームラボDB)と、Google VideoやYouTubeに負けじと、動画ポータルビジネスをスタートしました。
その名も「Watche me! TV(ワッチミー・ティービー」。ユーザーが自分達で作成したり撮ったりしたビデオをサイトに登録してみんなで見れるサービスです。(動画ブログですね。)
この手のサービスはアメリカで大々的に人気となっており、特にGoogleが参入してから拡大傾向が強いです。例えばアメリカのサイトにもかかわらず同じく動画ポータルサービスのYouTubeに関して言えば、日本人のサイトが何と既に20万人と、海外サイト利用数としては記録的な数字となっています。
こうした傾向を受けて、フジテレビでは他社に先んじてサービスをスタートし、日本でのスタンダードを取りたい意向。
ビジネスとしてはこれまでの地上派とは多少異なるモデルになってくると思われるものの基本は広告費がその主利益源で、ユーザー数は2007年度で100万人、2010年度で280万人を目標とし、収入については2010年度で約11億円の広告売上を見込んでいるとの事です。
ビデオポータルは特にアダルトや倫理感に反したビデオ、テレビやビデオ映像等の著作権を無視した商業映像が流出しやすいのが問題で、この点をフジテレビがどうクリア出来るのか?が今後の大きな課題になりそうです。
また今回この件が話題になっている大きな一つの要素として、本合同会社が、LLC(Limited Liability Company:LLC)という昨日から施行された新しい会社法に則った新組織体系で、アメリカ等では随分事例が出てきています。
簡単に解説すれば、LLCとは有限責任組合と約されるように、寄合組織的に会社自治を運営できる点が特徴です。つまり従来の会社と異なり、取締役会や株主総会等が不必要な、単純に人とお金が集まった組織体で、ビジネスのスピードが増します。また自治体組織的なので、自由に定款等を作成でき、利益の配分等を必ずしも株の割合で決める必要がなくなります。
結果、お金をたくさん出せば会社を自分のものに出来るという事ではなくないため、例えばアイディアのある個人と、お金のある企業が対等に会社を設立してビジネスを進めると言った事が出来てくる訳です。
これはアイディアや技術のある個人がどんどん世の中に活躍出来るチャンスであり、今回のフジのケースのような新ベンチャーがたくさん増えてくる事が期待される訳です。
そうした意味で今回は色々新しいチャレンジが随所にあるニュースだったと言えますね。
(↓フジテレビから今年も目が離せなさそうです)

その名も「Watche me! TV(ワッチミー・ティービー」。ユーザーが自分達で作成したり撮ったりしたビデオをサイトに登録してみんなで見れるサービスです。(動画ブログですね。)
この手のサービスはアメリカで大々的に人気となっており、特にGoogleが参入してから拡大傾向が強いです。例えばアメリカのサイトにもかかわらず同じく動画ポータルサービスのYouTubeに関して言えば、日本人のサイトが何と既に20万人と、海外サイト利用数としては記録的な数字となっています。
こうした傾向を受けて、フジテレビでは他社に先んじてサービスをスタートし、日本でのスタンダードを取りたい意向。
ビジネスとしてはこれまでの地上派とは多少異なるモデルになってくると思われるものの基本は広告費がその主利益源で、ユーザー数は2007年度で100万人、2010年度で280万人を目標とし、収入については2010年度で約11億円の広告売上を見込んでいるとの事です。
ビデオポータルは特にアダルトや倫理感に反したビデオ、テレビやビデオ映像等の著作権を無視した商業映像が流出しやすいのが問題で、この点をフジテレビがどうクリア出来るのか?が今後の大きな課題になりそうです。
また今回この件が話題になっている大きな一つの要素として、本合同会社が、LLC(Limited Liability Company:LLC)という昨日から施行された新しい会社法に則った新組織体系で、アメリカ等では随分事例が出てきています。
簡単に解説すれば、LLCとは有限責任組合と約されるように、寄合組織的に会社自治を運営できる点が特徴です。つまり従来の会社と異なり、取締役会や株主総会等が不必要な、単純に人とお金が集まった組織体で、ビジネスのスピードが増します。また自治体組織的なので、自由に定款等を作成でき、利益の配分等を必ずしも株の割合で決める必要がなくなります。
結果、お金をたくさん出せば会社を自分のものに出来るという事ではなくないため、例えばアイディアのある個人と、お金のある企業が対等に会社を設立してビジネスを進めると言った事が出来てくる訳です。
これはアイディアや技術のある個人がどんどん世の中に活躍出来るチャンスであり、今回のフジのケースのような新ベンチャーがたくさん増えてくる事が期待される訳です。
そうした意味で今回は色々新しいチャレンジが随所にあるニュースだったと言えますね。
(↓フジテレビから今年も目が離せなさそうです)

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この記事へのコメント
1. Posted by た忻 2006年05月05日 12:52
