2006年06月24日
◆SaaSとは? 《土曜・最近気になるとか.25号》/173日目
今週の東洋経済、Web2.0特集にてコネクティとしてのSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)を説明させて頂きました。
(もう1回東洋経済の写真↓)


非常に反響が大きくて多くの方々から激励や質問のメール等頂きました。
そもそもSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)という概念は今最近始まったビジネスモデルではありません。それは同じく言葉としての「Web2.0」と同じです。
ただ、「非常に難しい」という質問が多かったので、再度根本の話をまとめますと、
○これまで ソフトウェアはパソコンにインストールして使う
※ソフトの場所はパソコン内部…更新も大変
※買取り…初回が高いんよね。
↓
○今後 ソフトウェアはネット経由で使う
※ソフトの場所はインターネット上のサーバー
※月額利用…使った分だけという従量制もあり、下手したら無料。
こんな感じでしょうか?
重要なのは、月額で払う。特に"使った分だけ支払えれば"、とっても無駄のない社会になる訳です。
例えばセキュリティソフトで言えば、今シマンテックとか購入すると5000円ぐらい取られちゃうじゃないですか。その5000円がもったいなくって、ウィルス対策ソフト入れない人によってウィルスがばらまかれちゃうんだけど、これが月額300円ぐらいだっら、「まぁ入っておこうかな」ってなって、いやもっと無料だよ!(ただし、ウィルス削除して貢献したら1回10円ちょうだいね。)みたいになると、よーしとりあえず入れておこう。みたいになる訳です。
あ!
と気づかれた人はそう。
これってインターネットが広告ビジネスに大きく風穴を空けた手法じゃないですか。
例えば従来手法と同じバナー広告は1回10万円!とかだったのが、ネットの付加価値を利用すると1回クリックされた100円ね。みたいに変わって行った訳で。
これによりロングテールが開拓された(小さいくて・とっても数の多い顧客が開拓された)のと同様に、ソフトウェアにもそんな事起こるメカニズムがネットを突き詰めていく過程で存在し得る訳です。
例えば普段使っているMS-Word(ワープロソフト)ですが、これもネット上でワープロ出来て、保存できて、ネット繋がっていればどこからでもアクセス出来れば大変便利な訳ですよ。ネット上で共同制作も出来るし。
その1つが、Writely 。オンラインワープルツールです。グーグルが買収して話題になりました。
(Writely)

するとグーグル「Writely」(オンラインワープロソフト)VS マイクロソフト「Word」(インストール型ワープロソフト)
となりますよね。
もちろんマイクロソフトも珍しく動きが早く、「Live Software」と称して自前のパッケージ主義を大きく転換させるオンラインソフトの開発に注力し始めています。
一般用ソフトだけでなく、業務用ソフトも同じ事が言える訳でして、これまでウン億円していたシステムが、ネットで従量課金とかになったら痛快じゃないですか。
初期投資がかかり過ぎてなっかなか決済が降りなかった事が、そのハードルをグーンと下げる事でビジネスが加速していく訳です。
例えばうちの「Connecty Portal」。 ポータルサイトを作りたかったけど初期投資何千万円・何ヶ月のプロジェクト〜とかだったのが、ネット上の共有システムを使う事で、高速にポータルサイトが誕生し、月額支払いなので、まぁ上手く行かなかったら辞めればいいか。みたいな感じで。「やりたい事重視」ですよ。ある種トライ&エラー的な形でスタート出来る。
スピード重視のこの世の中だから、実際の価値は価格以上のものが存在し得る訳です。
かつ、ネットで繋がる事前提に作られたシステムは、無限の可能性を誕生させ始めます。さっき言ったワープル共同制作もその一つだし、エクセルがネット上にあるとして、税金の計算をしているとき、その最新の計算式を税務署所のHPとかにあるデータを参照する(意識する事なく)事だって可能な訳ですよ。
そう。コラボレーション(それは人もシステムも情報も。。。)がネットの醍醐味。(システムの場合はコラボレーションというよりシンジゲーションと言った方が正しいかもしれまませんが。)
それによりビジネスモデルの大きな変化を生み出す事が一番のSaaSのインパクトなんでしょう。
昔、僕がソニーに入ってシステム関連で一番不明だった言葉「○人月」・・・。
ようは10人が10日月働けば100人月という計算になり、1人月=100万円だったら
100人月は1億円。な訳ですよ。
この○人月がシステム業界では当然のように日々使われている訳ですが、でもフト思った事、、「それってシステム構築が長引けば長引く予定のほど、システム会社って儲かるんだ。。。」
これって変で、発注側はもちろん同じ対価だしても早く終わりたい訳で、システム会社だって本来早く終わって、次のプロジェクトにどんどん人を回せば回転率上がる=世の中加速していく訳ですよ。
それが○人月のおかげで、なんだか意味不明にお金がかさみ、、プロジェクトはだいたい遅れ、、、出来上がっても毎年カスタマイズ。。。
そんな事やっていると、「今年はシステム構築やめておこう」とかなって、欲しいシステムが入れれずにビジネスも遅くなっていく。
この○人月を辞めよう。パッと初めて、貢献した分だけもらえる方がいいじゃん。
そんな事を思い、思い、今日まで来た感じ。
(とは言え、簡単には無くならないので徐徐にですが。。。)
僕のSaaSのテーマは、そんな根本があるので、「いかにインターネットインパクトによりシステム費にかかる工数費を減額できるか=純粋にシステム貢献費だけに持っていけるか。」それが、世の中を変えるSaaSのテーマだと思っています。
と言う事で、とっても簡素化して書いたので、あとブログなので推敲無しで書いていてまだまだ分かりにくいところあるn色々意見もある事理解しつつ、一つの視点だと思って頂ければ幸いです。
(もう1回東洋経済の写真↓)


非常に反響が大きくて多くの方々から激励や質問のメール等頂きました。
そもそもSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)という概念は今最近始まったビジネスモデルではありません。それは同じく言葉としての「Web2.0」と同じです。
ただ、「非常に難しい」という質問が多かったので、再度根本の話をまとめますと、
○これまで ソフトウェアはパソコンにインストールして使う
※ソフトの場所はパソコン内部…更新も大変
※買取り…初回が高いんよね。
↓
○今後 ソフトウェアはネット経由で使う
※ソフトの場所はインターネット上のサーバー
※月額利用…使った分だけという従量制もあり、下手したら無料。
こんな感じでしょうか?
重要なのは、月額で払う。特に"使った分だけ支払えれば"、とっても無駄のない社会になる訳です。
例えばセキュリティソフトで言えば、今シマンテックとか購入すると5000円ぐらい取られちゃうじゃないですか。その5000円がもったいなくって、ウィルス対策ソフト入れない人によってウィルスがばらまかれちゃうんだけど、これが月額300円ぐらいだっら、「まぁ入っておこうかな」ってなって、いやもっと無料だよ!(ただし、ウィルス削除して貢献したら1回10円ちょうだいね。)みたいになると、よーしとりあえず入れておこう。みたいになる訳です。
あ!
と気づかれた人はそう。
これってインターネットが広告ビジネスに大きく風穴を空けた手法じゃないですか。
例えば従来手法と同じバナー広告は1回10万円!とかだったのが、ネットの付加価値を利用すると1回クリックされた100円ね。みたいに変わって行った訳で。
これによりロングテールが開拓された(小さいくて・とっても数の多い顧客が開拓された)のと同様に、ソフトウェアにもそんな事起こるメカニズムがネットを突き詰めていく過程で存在し得る訳です。
例えば普段使っているMS-Word(ワープロソフト)ですが、これもネット上でワープロ出来て、保存できて、ネット繋がっていればどこからでもアクセス出来れば大変便利な訳ですよ。ネット上で共同制作も出来るし。
その1つが、Writely 。オンラインワープルツールです。グーグルが買収して話題になりました。
(Writely)

するとグーグル「Writely」(オンラインワープロソフト)VS マイクロソフト「Word」(インストール型ワープロソフト)
となりますよね。
もちろんマイクロソフトも珍しく動きが早く、「Live Software」と称して自前のパッケージ主義を大きく転換させるオンラインソフトの開発に注力し始めています。
一般用ソフトだけでなく、業務用ソフトも同じ事が言える訳でして、これまでウン億円していたシステムが、ネットで従量課金とかになったら痛快じゃないですか。
初期投資がかかり過ぎてなっかなか決済が降りなかった事が、そのハードルをグーンと下げる事でビジネスが加速していく訳です。
例えばうちの「Connecty Portal」。 ポータルサイトを作りたかったけど初期投資何千万円・何ヶ月のプロジェクト〜とかだったのが、ネット上の共有システムを使う事で、高速にポータルサイトが誕生し、月額支払いなので、まぁ上手く行かなかったら辞めればいいか。みたいな感じで。「やりたい事重視」ですよ。ある種トライ&エラー的な形でスタート出来る。
スピード重視のこの世の中だから、実際の価値は価格以上のものが存在し得る訳です。
かつ、ネットで繋がる事前提に作られたシステムは、無限の可能性を誕生させ始めます。さっき言ったワープル共同制作もその一つだし、エクセルがネット上にあるとして、税金の計算をしているとき、その最新の計算式を税務署所のHPとかにあるデータを参照する(意識する事なく)事だって可能な訳ですよ。
そう。コラボレーション(それは人もシステムも情報も。。。)がネットの醍醐味。(システムの場合はコラボレーションというよりシンジゲーションと言った方が正しいかもしれまませんが。)
それによりビジネスモデルの大きな変化を生み出す事が一番のSaaSのインパクトなんでしょう。
昔、僕がソニーに入ってシステム関連で一番不明だった言葉「○人月」・・・。
ようは10人が10日月働けば100人月という計算になり、1人月=100万円だったら
100人月は1億円。な訳ですよ。
この○人月がシステム業界では当然のように日々使われている訳ですが、でもフト思った事、、「それってシステム構築が長引けば長引く予定のほど、システム会社って儲かるんだ。。。」
これって変で、発注側はもちろん同じ対価だしても早く終わりたい訳で、システム会社だって本来早く終わって、次のプロジェクトにどんどん人を回せば回転率上がる=世の中加速していく訳ですよ。
それが○人月のおかげで、なんだか意味不明にお金がかさみ、、プロジェクトはだいたい遅れ、、、出来上がっても毎年カスタマイズ。。。
そんな事やっていると、「今年はシステム構築やめておこう」とかなって、欲しいシステムが入れれずにビジネスも遅くなっていく。
この○人月を辞めよう。パッと初めて、貢献した分だけもらえる方がいいじゃん。
そんな事を思い、思い、今日まで来た感じ。
(とは言え、簡単には無くならないので徐徐にですが。。。)
僕のSaaSのテーマは、そんな根本があるので、「いかにインターネットインパクトによりシステム費にかかる工数費を減額できるか=純粋にシステム貢献費だけに持っていけるか。」それが、世の中を変えるSaaSのテーマだと思っています。
と言う事で、とっても簡素化して書いたので、あとブログなので推敲無しで書いていてまだまだ分かりにくいところあるn色々意見もある事理解しつつ、一つの視点だと思って頂ければ幸いです。