2006年07月29日

◆ニュートン 《土曜・最近気になる.29号》/207日

今発売中のニュートンという科学雑誌が、、かなりお奨めです。

天体に関する話題が盛りだくさん。特に太陽系にまつわる謎がたくさん記載されていて、まだまだ本当に宇宙は不思議の塊である事が分かります。

例えば土星の輪がどうして成り立つのか?実はとっても不思議な事象だったり、月が惑星にしては圧倒的に大きすぎて、その形成理由が全然解明されてなかったり。。。

そもそもこうした惑星が出来る事自体がシュミレーション上相当難しい事象であったり。(ビッグバンの後太陽が一番に形成され、本来太陽の重力でみんな小さい星の素は太陽に落ちていく筈だかr。)

全くもって興味が尽きません。

しかもそもそも太陽系の惑星は9個存在する訳で、その一番最後が「冥王星」です。
しかし実際はNASAが冥王星より大きい10個目の星を昨年発見し、だんだん惑星の定義が揺らいできています。

実際には9個目の惑星の外には小惑星群がある事がわかっており、日本の探索機はやぶさが発見したイトカワ等もそのうちの1つです。

実際には冥王星もその小惑星の一つだと言う事がわかってきており、ますます惑星の定義は不明です。

そうした中で最近ニュースになっている天文学連合の集まりが8月14日〜25日にチェコで総会が開かれる事になっていて、とうとう「惑星」の定義が決定する見通しらしいですね。面白い。

それから、惑星の生成に関連して、地球上に生物が出来る為には、""が必要です。
それは生物に必要だからというより、もっと根本的な問題でして、

まず二酸化炭素(CO2)が大気中に放出されると温暖化が起きて結果惑星が熱くなるか訳でして、結果出来る限りCO2を地層に固定しないといけません。

つまり水が必要なのは水がCO2を地表に固定する大きな役割をなすからです。。(ある種今はCO2が大気中に放出されまくって、温暖化現象が起きて水が蒸発、南極の氷が解けている訳ですが。)

例えば金星は大気の96%が二酸化炭素な訳ですが、結果地表温度は460度。。。。
水によるCO2の固定は絶対的に必要です。

このCO2を水中で捕獲しておく必要があるわけですが、これまでその大きな役割をなしてきたのが"植物性プランクトン(もしくは海草)"だと思われていた訳です。

しかし。最近の研究でなんと動物プランクトンもその半分ぐらい大きな役割を担っている事が発覚。動物プランクトンのある一種は夏に水面の近いところで生活し、CO2をい持ったまま、冬に冬眠の為、水中の奥底に潜るらしく、結果的にCO2を水中にずっと確保している(地表に貼り付けている)役割をなしているそうです。

うーん、、、科学って面白い。。。

是非ご一読下さいませ。

yasuyukihattori at 23:28│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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