2008年02月07日

◆大統領選と夢《ベンチャーとか.08-005号》/789

アメリカ大統領選挙でスーパーチューズデーの結果が出ました。民主党はヒラリーとオバマほぼ互角。オバマが州の数では勝利しましたが、ヒラリーが代議員の多いカリフルニア等で勝利し代議員数で上回る勝利。と言う事で決着付かずで更に来週に持ち越される様子です。

本当に面白い選挙です。
アメリカが本当に変化を求める時代になってきたのかもしれません。

イラク戦争やサブプライムで国が急速に疲弊してきた中で、次世代のアメリカを人が求め始めたのかもしれません。
それが、初の女性大統領、もしくは初の褐色系大統領を生み出そうという、今回の選挙熱に繋がっているのだと思うのです。

そしてその期待を背負っているだけに、ヒラリーもオバマも拮抗選挙の大変さだけではない、重責が感じられます

それはきっと大統領にもしなった後は、更なる重責になると思われます。
国民の変化への期待に応えながら、失望させる事があっては行けない。
自分の後にも、女性の大統領、もしくは有色人種の大統領が誕生していかないといけない訳で、その道を自分の所で途絶えさせる訳には行かないからです。

それはとても実は辛く大変な覚悟が必要なのではなでしょうか?

それでもヒラリーもオバマもアメリカの為に立ち上がり、選挙は最後の最後まで戦い抜くと宣言しています。

彼女・彼を突き動かしているものは何なのでしょうか?

先々週ぐらいのNewsWeekに、ヒラリーの人生観として、「人生は悲劇だ」という彼女は考えていると言う事が掲載されていました。
そして、選挙中もその考え方は変わっていないと言います。

人生は悲劇だ?

それでどうして、この苦しい大統領選を戦っているんでしょうか…。
何がモチベーションになって、前に足を進めようとしているのでしょうか…。

正直難解だけど、でもその厳しい姿勢が妙に共感出来る

人間には本当に数々の困難や苦しさが与えられる。そして人間は悲しいくらい不完全だ。過ちも沢山犯してしまう。

それでも前に進まないと行けないし、それでも人生を全うしていかないと行けない。


昨日、日本と海外住むならどちらが好きか?という話しになり、

僕は日本と答えた。

それは四季がある上での冬の厳しい寒さが好きだから。
身が引き締まるし、自分の襟を正してくれる、そんな冬のシーズンが好きだ。

だからヒラリーの話しに時に存在する、自分を引き締めて、自分を律した上で、あるべき姿を遂行していこうとする。そんな姿勢に共感が持てるのかもしれない。

仕事もそうで、基本的にはともすると、自分にすぐに甘くなってしまう。
それを捨てて、本当に自分に、自分が目指すゴールに一番自分が厳しい人々でありたいと思う。

強い意志は全てに繋がる。一つ甘えれば、全てが甘えてしまう。

ベンチャーは全員が100%以上の力を発揮して、初めて大手や既存の会社と戦っていける訳で、一人でも100%未満で甘えが出てしまえば、そこに勝てる要因は激減する。


自分に(もしくは自分のゴールに)一番自分が厳しい人々でいよう。そして徹底する事。やりぬく事。


それだけが自己の夢を達成する、万人に公平に与えられた唯一の方法なのでしょう。


夢は努力と執念の結晶だ。

努力の無い夢は、憧れでしかないから。

ヒラリーと、オバマの描く夢も同じく努力と執念がベースにあるのでしょう。

それを感じて、本当にすごい事に挑戦されている二人なのだなぁと、しみじみ実感した1日でした。

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