2008年03月21日
◆新産業の成長ルール《ネットとか.08-011号》/833
ギターを弾こうかと、楽譜とかバンドスコアを10年ぶりに探したりしていますが、時代は変わったなぁ…と思うのは、今では検索してネット上にたくさんそうしたモノが見つけられると言う事です。
Flashとかでしかもリッチに作られているものもあり、紙より圧倒的に便利です。
。
スコアだけでなく、音楽だけでもいいし、動画でもいいのですがドラムとベースだけ流してくれればいいのに…。とか思ったり。
(そうするとそれを流して演奏すれば、一人でバンド演奏が出来てしまう。何か個人的にはいいアイディアだ!)
昔だと海外のアーティストのマイナーな曲なんかは当然楽譜が存在しなくて、耳コピと言う事で聞いてそのまま弾く。という感じな訳ですが、ネットの普及によりメジャーとかマイナーとかあまり問わなくなるのでしょうね…。
ちなみにレコ協の本日かな?の発表によれば、ネット音楽配信の07年の売上高が前年の534億円から41%増えて754億円に上昇。音楽DVDの売上げをとうとう抜いたそうです。ちなみに音楽CDは3445億円から3271億円に減少。
いつかネット配信とCDの比率も逆転しちゃうのでしょうね。
でも、個人的にはネットが出てきてからCDの売上げが下がったのではなく、CDを買って音楽を楽しむ人、そのものが減少しているんですよね。だからネット配信が無かったら産業そのものが減少してきていた筈。
そこにネット配信や着ウタ等の新サービスが現れ、CDを買う事に興味が無かった世代が音楽に関心を持ち、購入する(ただしネットや携帯経由で)ような新しい音楽を担う層が生まれたんだと思うのです。
だから決してネットの発達が音楽産業を縮小させたような事は無く、むしろ音楽ファンの裾野を広げる事に大きく役立ったのではないか?と。
それはゲームのビジネスも構造が近くて、ゲームをコアでやる層は減ったけれど、DSやWiiのような、これまでのゲーム層では無かった新しい顧客層が現れ、産業を新たに支えている。もしくはオンラインゲームや携帯ゲーム等も同様に発達し、従来のビジネスモデルではない課金で企業と顧客を結んでいる。
このように、その産業にとって、ネットの利用が旧産業と食い合うのではなく、むしろ新しい層を生み出し、育てていくような世界が生まれると、その産業は永続的に維持・成長していくのだろうと考える訳です。
ビジネスアプリケーションも同じかもしれません。
IDC Japanとノークリサーチはそれぞれ、SaaS(Software as a Service)の市場動向予測を先週発表。IDCは2007年のSaaS市場規模を前年比18.6%増の320億円、2007年から2012年にかけてCAGR(年平均成長率)18.2%で成長を続け、2012年には738億円に達すると見ている。
ノークリサーチはもうちょっと幅広で、セットアップ費用、カスタマイズ費用、ランニングコストを含むソフトウェア利用料金をSaaS的市場と見なしており、2007年の市場規模は417億円、2012年には7,746億円に上ると予測しているそうです。
いずれにせよ、きっとこの市場規模が現実化する為に、先の音楽やゲームの市場を鑑みると、必ずしも従来のSI構築の層とSaaSのような新サービスが顧客を奪い合うのではなく、従来の層ではなく、次世代その産業を担う層を生み出し、次世代を担う新しいパワーを内に孕んでいく事が重要なのだろうと思う訳です。
我々コネクティもやるからには、そんな次世代の新産業創出を担う。
そんな気概で何事にも取り組んでいきたいと思う、最近の日々です。
-----------------------
◇起業家ブログ(復活の兆し・・・。)
◇社長ブログランキング(こちらは兆し無し・・・。)
◆服部のBlogはこちら
◆CNET版はこちら「ビジネスリーダーズブログ」
◆東洋経済コラムはこちら「ソニーチルドレン、上場への道」
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スコアだけでなく、音楽だけでもいいし、動画でもいいのですがドラムとベースだけ流してくれればいいのに…。とか思ったり。
(そうするとそれを流して演奏すれば、一人でバンド演奏が出来てしまう。何か個人的にはいいアイディアだ!)
昔だと海外のアーティストのマイナーな曲なんかは当然楽譜が存在しなくて、耳コピと言う事で聞いてそのまま弾く。という感じな訳ですが、ネットの普及によりメジャーとかマイナーとかあまり問わなくなるのでしょうね…。
ちなみにレコ協の本日かな?の発表によれば、ネット音楽配信の07年の売上高が前年の534億円から41%増えて754億円に上昇。音楽DVDの売上げをとうとう抜いたそうです。ちなみに音楽CDは3445億円から3271億円に減少。
いつかネット配信とCDの比率も逆転しちゃうのでしょうね。
でも、個人的にはネットが出てきてからCDの売上げが下がったのではなく、CDを買って音楽を楽しむ人、そのものが減少しているんですよね。だからネット配信が無かったら産業そのものが減少してきていた筈。
そこにネット配信や着ウタ等の新サービスが現れ、CDを買う事に興味が無かった世代が音楽に関心を持ち、購入する(ただしネットや携帯経由で)ような新しい音楽を担う層が生まれたんだと思うのです。
だから決してネットの発達が音楽産業を縮小させたような事は無く、むしろ音楽ファンの裾野を広げる事に大きく役立ったのではないか?と。
それはゲームのビジネスも構造が近くて、ゲームをコアでやる層は減ったけれど、DSやWiiのような、これまでのゲーム層では無かった新しい顧客層が現れ、産業を新たに支えている。もしくはオンラインゲームや携帯ゲーム等も同様に発達し、従来のビジネスモデルではない課金で企業と顧客を結んでいる。
このように、その産業にとって、ネットの利用が旧産業と食い合うのではなく、むしろ新しい層を生み出し、育てていくような世界が生まれると、その産業は永続的に維持・成長していくのだろうと考える訳です。
ビジネスアプリケーションも同じかもしれません。
IDC Japanとノークリサーチはそれぞれ、SaaS(Software as a Service)の市場動向予測を先週発表。IDCは2007年のSaaS市場規模を前年比18.6%増の320億円、2007年から2012年にかけてCAGR(年平均成長率)18.2%で成長を続け、2012年には738億円に達すると見ている。
ノークリサーチはもうちょっと幅広で、セットアップ費用、カスタマイズ費用、ランニングコストを含むソフトウェア利用料金をSaaS的市場と見なしており、2007年の市場規模は417億円、2012年には7,746億円に上ると予測しているそうです。
いずれにせよ、きっとこの市場規模が現実化する為に、先の音楽やゲームの市場を鑑みると、必ずしも従来のSI構築の層とSaaSのような新サービスが顧客を奪い合うのではなく、従来の層ではなく、次世代その産業を担う層を生み出し、次世代を担う新しいパワーを内に孕んでいく事が重要なのだろうと思う訳です。
我々コネクティもやるからには、そんな次世代の新産業創出を担う。
そんな気概で何事にも取り組んでいきたいと思う、最近の日々です。
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◇起業家ブログ(復活の兆し・・・。)
◇社長ブログランキング(こちらは兆し無し・・・。)
◆服部のBlogはこちら
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◆東洋経済コラムはこちら「ソニーチルドレン、上場への道」
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この記事へのコメント
1. Posted by 匿名希望 2008年03月28日 01:36
リットーから出している“ギタカラ”はいいですよぉ
ギターを弾く者にとっておいしいところ以外が全部入っているムックです。
さすがに生バンドの演奏CDなのでネット上で無償というわけにはいかないようですが...
また社長の云うようにドラムとベースが欲しいのであれば、DTMの世界で楽しんではいかがでしょうか?
マックであればガレージバンドで... Winなら“Band in a Box”がお勧めです。 コード進行だけパンチして音楽ジャンルを指示すれば勝手に伴奏してくれるので、気ままに弾くにはもってこいのソフトですよ!
ギターを弾く者にとっておいしいところ以外が全部入っているムックです。
さすがに生バンドの演奏CDなのでネット上で無償というわけにはいかないようですが...
また社長の云うようにドラムとベースが欲しいのであれば、DTMの世界で楽しんではいかがでしょうか?
マックであればガレージバンドで... Winなら“Band in a Box”がお勧めです。 コード進行だけパンチして音楽ジャンルを指示すれば勝手に伴奏してくれるので、気ままに弾くにはもってこいのソフトですよ!