2008年08月03日
◆賛否両論「ぽにょ」はどうなんですかね。《プライベートとか.08-028号》/962
カウントダウンラスト1日
昨晩は仕事終わった後、初めて高円寺へ。
目的はさぬきうどん。
めちゃくちゃ美味しいという事で、普段滅多に渋谷より北に北上しない人が
珍しく新宿まで行き、総武線に乗り換えて高円寺へ。
かなり渋々行動。
ところが、そのうどん屋(うどん屋だと思っていたら、うどん割烹屋だった)
に着いて、まず生ビールを飲むと、これが異様に旨い。非濾過のプレミアビール。
それから出てくる料理が異常な旨さ。
掻き揚げ、刺身、肉料理と、これはどうしたもんかなぁと言う状況。
とにかく一品一品凝っている。
正直こんなに全ての料理で味に絶句している状況なのは、本当に初めてか稀な状態。
なんなんだこの店は・・・。
(↓「さぬきや」)

(↓夏に嬉しい「さざえの冷製茶碗蒸し」)

しかも一品一品飲む日本酒を変えてみる。
そう。渋谷より北上しない事もそうだけど、日本酒を普段全く飲まない僕が、
全ての日本酒を「うわ。美味。。」とか思いながら飲んでいる。
完全に奇跡的。
(↓左がキリリとした感じの「和」右が甘口「遊穂」。)


そして最後に食べたさぬきうどん。
完全におかしいです。異常。やばい美味さ。
初めから最後まで美味いモノ尽くし。夏の幸せな1日でした。
(↓名物「カレーうどん」。忘れられない味です。)

それから今日は「崖の上のぽにょ」見に行きました。
僕の大好きな宮崎駿監督作品。期待大で観にいきましたが…
うーん、どうなんですかね。これ。
確かに手書きのタッチが美しい作品で、「あぁこれが日本のアニメだよな」と海外のCGアニメと一線を画す素晴らしさは感じました。宮崎駿が今回の作品を描く一つのきっかけにもなった、監督一目ぼれの瀬戸内海の街並。その描写も美しい。
ただ問題はストーリー。
ぽにょの可愛いさとは別に、若干深いテーマが隠されているような箇所が多々
見受けられる。
ただそのテーマに対してきちんと語られたり、理由を説明されている事が全く無い。
実際、ぽにょは天真爛漫なのでストーリーの主人公でありながら、ほぼ
ストーリーの主人公を成してない。ほとんど言葉を話さないから。というのも
あるが、実際はこの物語は、ぽにょを受け入れた家族や町の人々、ぽにょの家族、
自然と人間という辺りがストーリーの中核で、その小さい物語の一つ一つに
感動や、心の温かさ等を存在するのだ。
であれば、唐突過ぎたり、奇妙過ぎる出来事や人々が何なのかを語ってくれないと
まるで良く分からない。
(見られてない人の為にきちんとストーリーは書きませんが、
例えば、そもそもぽにょは何者なのか、実際良く分からない。
それはぽにょの父と母がかなり奇妙で話の中核をかなり占める存在にも関わらず、何者なのかきちんと語られてないからで。その父が何をしようとしていたのか。ぽにょがしでかした事が何なのか?そのストーリーとして相当大事な部分が何も語られないのである。)
まるで何か原作があって、大事な部分は本や漫画で語られていて、
「今回は映画版なので、すいませんが簡潔にぽにょと男の子のストーリーに絞りました。詳しくは原作で。」
みたいな簡潔さ。。。
これが宮崎駿版「人魚姫」だと言うのは良く分かる。
だから、人魚姫だって良く考えると可笑しな話で、そんなに周辺が語られている訳ではないやん。
という意見もあるんだけど、でも、ナウシカやラピュタ(ちなみに僕の映画No1はラピュタですが)、もののけ姫と言った
宮崎作品に感動を覚えた一人としては、その対比からすれば、とても宮崎作品とは
言いにくい。ある一つのスタジオジブリ作品としてでしか見れなかった所がありました。(でもトトロ的でこれはこれでdえーやん。という意見もあるが)
この映画見られた皆さんも多かれ少なかれ僕と同じ感想をお持ちではないですかね?
是非どんな風に感じられたか知ってみたい。
服部さん、もっと素直に映画を見てください。。。という意見が出てきそうですが…。
でもね。
宮崎駿が「アニメは子供だけのモノでは無い」として作り上げたナウシカ。今回は何故か「大人に迎合し過ぎた。」として子供向け作品を作り出す監督。
ただ、実際はニュースでも良く流れていたように子供達への受けが悪い。
テレビやゲームの世界で激しい映像に慣れた子供たちにこの作品の質が全て受け入れられる訳ではないのである。(ぽにょをかわいいと思うのは大人だけで子供は気持ち悪いとすら思うらしい)
宮崎駿が「子供向き」と言って作ったその対象の子供は
残念ながら現代の子供ではなく、今の大人たちの中の心の中にある「子供時代」
なのだ。
だから、今の子供達ではなく、大人達の方がダイレクトに響いてしまう。
つまり、大人は半分子供心で見て感動を覚え、半分大人の脳で見るから、
その残りの半分の脳が今回の作品だと満足出来ないのである。
見るなら、100%子供脳で行くほうがすっきりしていい。
50%、50%で行くと、なにやら引きずる。考え込み始めてしまうのである。
いずれにせよ。音楽はやたら残る。「ぽーにょぽにょぽにょ魚の子ー」。
脱力系だ。「たーらこたーらこ」的だ。これが最近の流行なのかもしれない。。
----------------------------------------------
◇起業家ブログ(頑張って順位上げたし)
◇社長ブログランキング(こちらは兆し無し・・・。)
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◆東洋経済コラムはこちら「ソニーチルドレン、上場への道」
昨晩は仕事終わった後、初めて高円寺へ。
目的はさぬきうどん。
めちゃくちゃ美味しいという事で、普段滅多に渋谷より北に北上しない人が
珍しく新宿まで行き、総武線に乗り換えて高円寺へ。
かなり渋々行動。
ところが、そのうどん屋(うどん屋だと思っていたら、うどん割烹屋だった)
に着いて、まず生ビールを飲むと、これが異様に旨い。非濾過のプレミアビール。
それから出てくる料理が異常な旨さ。
掻き揚げ、刺身、肉料理と、これはどうしたもんかなぁと言う状況。
とにかく一品一品凝っている。
正直こんなに全ての料理で味に絶句している状況なのは、本当に初めてか稀な状態。
なんなんだこの店は・・・。
(↓「さぬきや」)

(↓夏に嬉しい「さざえの冷製茶碗蒸し」)

しかも一品一品飲む日本酒を変えてみる。
そう。渋谷より北上しない事もそうだけど、日本酒を普段全く飲まない僕が、
全ての日本酒を「うわ。美味。。」とか思いながら飲んでいる。
完全に奇跡的。
(↓左がキリリとした感じの「和」右が甘口「遊穂」。)


そして最後に食べたさぬきうどん。
完全におかしいです。異常。やばい美味さ。
初めから最後まで美味いモノ尽くし。夏の幸せな1日でした。
(↓名物「カレーうどん」。忘れられない味です。)

それから今日は「崖の上のぽにょ」見に行きました。
僕の大好きな宮崎駿監督作品。期待大で観にいきましたが…
うーん、どうなんですかね。これ。
確かに手書きのタッチが美しい作品で、「あぁこれが日本のアニメだよな」と海外のCGアニメと一線を画す素晴らしさは感じました。宮崎駿が今回の作品を描く一つのきっかけにもなった、監督一目ぼれの瀬戸内海の街並。その描写も美しい。
ただ問題はストーリー。
ぽにょの可愛いさとは別に、若干深いテーマが隠されているような箇所が多々
見受けられる。
ただそのテーマに対してきちんと語られたり、理由を説明されている事が全く無い。
実際、ぽにょは天真爛漫なのでストーリーの主人公でありながら、ほぼ
ストーリーの主人公を成してない。ほとんど言葉を話さないから。というのも
あるが、実際はこの物語は、ぽにょを受け入れた家族や町の人々、ぽにょの家族、
自然と人間という辺りがストーリーの中核で、その小さい物語の一つ一つに
感動や、心の温かさ等を存在するのだ。
であれば、唐突過ぎたり、奇妙過ぎる出来事や人々が何なのかを語ってくれないと
まるで良く分からない。
(見られてない人の為にきちんとストーリーは書きませんが、
例えば、そもそもぽにょは何者なのか、実際良く分からない。
それはぽにょの父と母がかなり奇妙で話の中核をかなり占める存在にも関わらず、何者なのかきちんと語られてないからで。その父が何をしようとしていたのか。ぽにょがしでかした事が何なのか?そのストーリーとして相当大事な部分が何も語られないのである。)
まるで何か原作があって、大事な部分は本や漫画で語られていて、
「今回は映画版なので、すいませんが簡潔にぽにょと男の子のストーリーに絞りました。詳しくは原作で。」
みたいな簡潔さ。。。
これが宮崎駿版「人魚姫」だと言うのは良く分かる。
だから、人魚姫だって良く考えると可笑しな話で、そんなに周辺が語られている訳ではないやん。
という意見もあるんだけど、でも、ナウシカやラピュタ(ちなみに僕の映画No1はラピュタですが)、もののけ姫と言った
宮崎作品に感動を覚えた一人としては、その対比からすれば、とても宮崎作品とは
言いにくい。ある一つのスタジオジブリ作品としてでしか見れなかった所がありました。(でもトトロ的でこれはこれでdえーやん。という意見もあるが)
この映画見られた皆さんも多かれ少なかれ僕と同じ感想をお持ちではないですかね?
是非どんな風に感じられたか知ってみたい。
服部さん、もっと素直に映画を見てください。。。という意見が出てきそうですが…。
でもね。
宮崎駿が「アニメは子供だけのモノでは無い」として作り上げたナウシカ。今回は何故か「大人に迎合し過ぎた。」として子供向け作品を作り出す監督。
ただ、実際はニュースでも良く流れていたように子供達への受けが悪い。
テレビやゲームの世界で激しい映像に慣れた子供たちにこの作品の質が全て受け入れられる訳ではないのである。(ぽにょをかわいいと思うのは大人だけで子供は気持ち悪いとすら思うらしい)
宮崎駿が「子供向き」と言って作ったその対象の子供は
残念ながら現代の子供ではなく、今の大人たちの中の心の中にある「子供時代」
なのだ。
だから、今の子供達ではなく、大人達の方がダイレクトに響いてしまう。
つまり、大人は半分子供心で見て感動を覚え、半分大人の脳で見るから、
その残りの半分の脳が今回の作品だと満足出来ないのである。
見るなら、100%子供脳で行くほうがすっきりしていい。
50%、50%で行くと、なにやら引きずる。考え込み始めてしまうのである。
いずれにせよ。音楽はやたら残る。「ぽーにょぽにょぽにょ魚の子ー」。
脱力系だ。「たーらこたーらこ」的だ。これが最近の流行なのかもしれない。。
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この記事へのコメント
1. Posted by さちょろろ 2008年08月04日 19:22
まだ見てないけど
見るときは子供脳で見ることにします。
うちの子供はぽにょが気になるらしく、
映画のCM見るたびに
「映画みにいくー」って大騒ぎ・・・
そして例の主題歌を熱唱・・・
人の好みは大人でも子供でも
様々ですなぁ。
見るときは子供脳で見ることにします。
うちの子供はぽにょが気になるらしく、
映画のCM見るたびに
「映画みにいくー」って大騒ぎ・・・
そして例の主題歌を熱唱・・・
人の好みは大人でも子供でも
様々ですなぁ。
2. Posted by たあ 2008年09月23日 02:16
ぽにょ。。。なんだかいちいち考えすぎて映画を観ているにわか評論家のような方ですね。 流行のアメリカドラマやハリウッド映画のようなきっちりした話の繋がりが無いと面白く感じれないのはきっと視点を固定されてしまってるのではないでしょうか。
私はぽにょに魅了されました。
私はぽにょに魅了されました。