2008年09月20日

◆門と箱の話し。 《最近気になる事とか.08-33号》/994

私的な話しとして、昔あったものや当然と思っていた事がどうにもそうでは無くなった。

苦悩が多い。

ただそんな折、従事している塾の先生よりいい言葉を頂いた

禍福は門なし、ただ人の招く所なり

災いも幸福も、全て同じ門、即ち自分の行いから来るものなのである。

誰を責める事も出来ない。自分の中に問題は存在し、答えも未来もやはり自分の中にしか存在しないのである。

素晴らしい言葉だ。全ての人が問題が起きた時に人を責めたり恨んだりする事なく、全て自分の行動を振り返る事で内省して欲しい。そこに次の一歩を進める成長の余地があり、未来への光が存在するのだ。

同じく、私が尊敬して已まない永遠のボスであるFさんと昨晩御飯を食べた。
Fさんはソニー時代の私の基礎を創り上げてくださった方であり、この人に下だったからこそ自由に自分らしい仕事に従事出来た。

今はFさんもソニーを辞められて某製薬会社の役員をされている。

このボスは常に未来志向であり、問題が起きた時に起きてしまった過去よりも、それをどうするか未来を考える方だ。決して振り返らない。前だけを見据えてそして常にポジティブだ。

話しをしていて、またいい言葉を得た。

「悩んでいる人がいたら、僕は四角い箱の絵を描くんだよ。悩みや困難って言うのはだいたい皆に平等でこの四角い箱ぐらい分しかそれぞれ存在しないものだ。
あなたは今この四角い箱のうち8割ぐらいを悩みで満たしてしまったけれど、あと2割も注げば一杯になるから。もうあとちょっとで悩みも一杯になって、それ以上箱には入らない。悩みもそれ以上は一杯にはならないんだよ。だから大丈夫。どうせあとちょっとだよって言うんだよ。

なるほど。。

同じようにその人と悩んであげてもきっと何も解決しない。始めの話しに戻れば問題も解決の鍵も自分の中にしかないのだから。他人はどうする事も本来出来ない筈なのだから。

だからこそ、「もうちょっとだよ」って言ってあげる事の重要性は高い。

「もう起こらないよ。」と言う無責任さはそこには無い。「俺は知らん」と言う突き放した感じも無い。
「もうちょっと」と言ってあげる事。それは苦労を分ち合うと同時に希望のヒントを与えてあげる事に等しい。

そうすれば自然と人は “その後”。つまり一杯になった後どうするかを考え出すようになるから。自然と前を見るようになり出すから。


問題が起きた時、人を見ない。後ろを見ない。この2つはとても重要だ。

逆に言えば、常に自分を省みて、そして前だけを見ようと言う事だ。


どれだけ大きな嵐だって止まない雨は無い。悪い事はいい事の始まりのきっかけだと思うべきだろう。

No Rain,No Rainbow

この言葉を全ての人へ。
振り返った時最良な選択だったのだと思えるような人生を。

前を見て進みましょう。そう心から願います。

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