2009年02月27日
◆ソニーの衝撃的発表《ネットとか.09-04号》/1128日目
でも今日ソニーの衝撃的ニュースで少しびっくりしたので記載してみています。
本日の発表内容は
1.中鉢社長の退任
2.1にも関わらず新社長が決定されず、現会長のハワードが社長を兼任。
3.井原副社長も退任
4.組織が大きく2つになってSCE(ソニー・コンピューター・エンタテインメント)
がその中に取り込まれている。
(かつ、SCEトップの平井さんが突如ソニーの役員を兼務する事に。)
と言う感じです。
1に関して
当然中鉢社長は現行業績の著しい悪化による引責辞任な訳で、これはトヨタだって
そうな訳でまぁ仕方ないかなぁ・・・と。
(ソニーだけが悪い訳ではなく、国内電機は全滅なので、それを思うと若干
中鉢さんかわいそうな気もするが…。でも悪いのは仕方ないとして、
十分周囲が輝けるプランを出せなかったと言う事なのでしょうか・・・。)
前回の1万6千人のリストラ発表の時に一緒に発表したら、もう少しイメージ
良かったかもしれませんね・・・。
2に関して
1はまぁもうこういう社会情勢なので仕方ないとして2はおかしいでしょ!??
どうして新社長をきちんと別に任命して業績回復に当たらないのでしょうか?
各社発表ではハワードが社長・会長兼任する事で統括を一本化し、とにかく
この難局を乗り切るスピード感を増す的な意図が記載されていますが、
本当にそうでしょうか?
何となく推測としては、前回の1万6千人に納まらない更なるリストラ等を
グローバル全体で実施し、その汚れ約をハワードが引き受けて、次の社長には
"さら"な状態で綺麗に引き継いで上げる。で彼(彼女)がV字回復する事で
復活を印象付ける。
そんなストーリーが見えるような気がするのは
穿った考え方でしょうか・・・。
例えばそうすると次はそうした一連の膿を出し切ったタイミング(6月とか夏辺り?)でハワードも引退して、新社長が誕生するのでしょう。
3に関して
そうすると本来時期社長の呼び声が高かった井原副社長が本命だった筈ですが、
中鉢さんと共に引責。これは井原さんにとっては相当ストーリー狂ってしまった
のでは…。
理由は何でしょうね。。。
中鉢さんが、井原さんに次を譲りたくなくて道連れにしちゃったのかな・・・。
何となく元ソニー会長出井さんが、退任される時に当時SCE会長の久多良木さんを
社長にさせたくなくて道連れにしたのと似てる気がする。
ただちょっと上記邪推が入っているので、純粋に客観視すれば社長・副社長で
潔く責任を取った。と言う事かもしれません。
4に関して
そうすると2に関連して、じゃあ次は誰がソニーの社長?と言う事になる訳ですが、
これは4が明確に表していて、その大本命は現SCE社長で、今回ソニーの取締役にも
なった平井さん。
とっても男前の颯爽とした方です。何かまず外見がいい。
で実際に久多良木さん退任後のSCEを引っ張ってきてソフト・ハードの両面を
理解し、海外にも強い。
ここでソニーのエレクトロニクスも担当させて、まさにコングロマリッド企業の
ソニーのTOPを担う人材にお膳立てしよう。と言う所なのかなぁ…と。
ただ一人だと張り合って高めてもらう所が無いと成長感に欠けるので
吉岡さんを副社長に引き上げて、2つの大組織グループの片方(もう片方は
VAIO、ネットワーク機器、プレステ等系)のホームエレクトロニクスを担当
してもらって、ここは競争風にしているのかな…。
と言う感じで、何となくストーリーを勝手に予測してみて、
でも出井さんみたいに10人抜き。なんてサプライズもあるのが本来のソニー。
とにかく業績伸ばした執行役員には「ここで頑張ったら社長だよ!」と言う
事を全員に言って、フラットに競争して今回もしくは次回の社長とかに
引き上げて欲しいなぁ・・・とか外から見ると思ったり。
決まりきった道を行くソニーはつまらないから。
でも、僕自身はずっとソニーにいつもワクワクすることを期待し続けているから。
とにかく新しいVisionを打ち出して、本当に行動してしまった…
そんなミラクル人材がきっとこの不況だからこそ、そんな社会を背景にして出てくる。
そんな事に期待を馳せる今日のソニーの発表でした。
(上記のような当たり前っぽい通説ではなくて、もっと激しい案を出せと言われれば・・
Googleの日本法人に元ソニー執行役員の辻野さんが昨年就任された
事で、一番サプライズ案はGoogleがソニーを買収!して、辻野さんが社長になって戻ってくる。。。。
そしてipodとiTuneのようにネットとHardが超合体したサービスを音楽はアップル
にやられたので、今度は映像とTV合体させて・・・なんて・・・かなりSF的ストーリー)
いずれにせよ機構改革後のソニーの躍進に期待を寄せる1日でした。
----------------------------------------------
◇起業家ブログ(頑張って順位上げたし)
◇社長ブログランキング(こちらは兆し無し・・・。)
◆服部のBlogはこちら
◆CNET版はこちら「ビジネスリーダーズブログ」
◆東洋経済コラムはこちら「ソニーチルドレン、上場への道」
本日の発表内容は
1.中鉢社長の退任
2.1にも関わらず新社長が決定されず、現会長のハワードが社長を兼任。
3.井原副社長も退任
4.組織が大きく2つになってSCE(ソニー・コンピューター・エンタテインメント)
がその中に取り込まれている。
(かつ、SCEトップの平井さんが突如ソニーの役員を兼務する事に。)
と言う感じです。
1に関して
当然中鉢社長は現行業績の著しい悪化による引責辞任な訳で、これはトヨタだって
そうな訳でまぁ仕方ないかなぁ・・・と。
(ソニーだけが悪い訳ではなく、国内電機は全滅なので、それを思うと若干
中鉢さんかわいそうな気もするが…。でも悪いのは仕方ないとして、
十分周囲が輝けるプランを出せなかったと言う事なのでしょうか・・・。)
前回の1万6千人のリストラ発表の時に一緒に発表したら、もう少しイメージ
良かったかもしれませんね・・・。
2に関して
1はまぁもうこういう社会情勢なので仕方ないとして2はおかしいでしょ!??
どうして新社長をきちんと別に任命して業績回復に当たらないのでしょうか?
各社発表ではハワードが社長・会長兼任する事で統括を一本化し、とにかく
この難局を乗り切るスピード感を増す的な意図が記載されていますが、
本当にそうでしょうか?
何となく推測としては、前回の1万6千人に納まらない更なるリストラ等を
グローバル全体で実施し、その汚れ約をハワードが引き受けて、次の社長には
"さら"な状態で綺麗に引き継いで上げる。で彼(彼女)がV字回復する事で
復活を印象付ける。
そんなストーリーが見えるような気がするのは
穿った考え方でしょうか・・・。
例えばそうすると次はそうした一連の膿を出し切ったタイミング(6月とか夏辺り?)でハワードも引退して、新社長が誕生するのでしょう。
3に関して
そうすると本来時期社長の呼び声が高かった井原副社長が本命だった筈ですが、
中鉢さんと共に引責。これは井原さんにとっては相当ストーリー狂ってしまった
のでは…。
理由は何でしょうね。。。
中鉢さんが、井原さんに次を譲りたくなくて道連れにしちゃったのかな・・・。
何となく元ソニー会長出井さんが、退任される時に当時SCE会長の久多良木さんを
社長にさせたくなくて道連れにしたのと似てる気がする。
ただちょっと上記邪推が入っているので、純粋に客観視すれば社長・副社長で
潔く責任を取った。と言う事かもしれません。
4に関して
そうすると2に関連して、じゃあ次は誰がソニーの社長?と言う事になる訳ですが、
これは4が明確に表していて、その大本命は現SCE社長で、今回ソニーの取締役にも
なった平井さん。
とっても男前の颯爽とした方です。何かまず外見がいい。
で実際に久多良木さん退任後のSCEを引っ張ってきてソフト・ハードの両面を
理解し、海外にも強い。
ここでソニーのエレクトロニクスも担当させて、まさにコングロマリッド企業の
ソニーのTOPを担う人材にお膳立てしよう。と言う所なのかなぁ…と。
ただ一人だと張り合って高めてもらう所が無いと成長感に欠けるので
吉岡さんを副社長に引き上げて、2つの大組織グループの片方(もう片方は
VAIO、ネットワーク機器、プレステ等系)のホームエレクトロニクスを担当
してもらって、ここは競争風にしているのかな…。
と言う感じで、何となくストーリーを勝手に予測してみて、
でも出井さんみたいに10人抜き。なんてサプライズもあるのが本来のソニー。
とにかく業績伸ばした執行役員には「ここで頑張ったら社長だよ!」と言う
事を全員に言って、フラットに競争して今回もしくは次回の社長とかに
引き上げて欲しいなぁ・・・とか外から見ると思ったり。
決まりきった道を行くソニーはつまらないから。
でも、僕自身はずっとソニーにいつもワクワクすることを期待し続けているから。
とにかく新しいVisionを打ち出して、本当に行動してしまった…
そんなミラクル人材がきっとこの不況だからこそ、そんな社会を背景にして出てくる。
そんな事に期待を馳せる今日のソニーの発表でした。
(上記のような当たり前っぽい通説ではなくて、もっと激しい案を出せと言われれば・・
Googleの日本法人に元ソニー執行役員の辻野さんが昨年就任された
事で、一番サプライズ案はGoogleがソニーを買収!して、辻野さんが社長になって戻ってくる。。。。
そしてipodとiTuneのようにネットとHardが超合体したサービスを音楽はアップル
にやられたので、今度は映像とTV合体させて・・・なんて・・・かなりSF的ストーリー)
いずれにせよ機構改革後のソニーの躍進に期待を寄せる1日でした。
----------------------------------------------
◇起業家ブログ(頑張って順位上げたし)
◇社長ブログランキング(こちらは兆し無し・・・。)
◆服部のBlogはこちら
◆CNET版はこちら「ビジネスリーダーズブログ」
◆東洋経済コラムはこちら「ソニーチルドレン、上場への道」
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この記事へのコメント
1. Posted by kinkin 2009年02月28日 08:46
たしか2月の週刊文春(週刊誌情報で申し訳ないですが)にて
ソニー大激震 CEOが「もう辞めたい」
ストリンガーと久夛良木SCE名誉会長の密談をスッパ抜く!
ということで出井氏含めエレキの総意で久夛良木氏にソニー本社が取り込まれるのを阻止した過去の経緯から、逆に久夛良木氏が復活するのでは という記事でした。
ハワード→久夛良木
中鉢→平井
の可能性は高いかもしれません。
ソニー大激震 CEOが「もう辞めたい」
ストリンガーと久夛良木SCE名誉会長の密談をスッパ抜く!
ということで出井氏含めエレキの総意で久夛良木氏にソニー本社が取り込まれるのを阻止した過去の経緯から、逆に久夛良木氏が復活するのでは という記事でした。
ハワード→久夛良木
中鉢→平井
の可能性は高いかもしれません。
2. Posted by 服部 2009年02月28日 15:32
おぉぉ・・・
会長に久多良木さんですか・・・。
それはかなり衝撃的サプライズですね!
でも何かソニーのTOPはモノづくりのTOPであって欲しいと願うこのごろ。だとすれば久多良木さん復活というのは中々いいストーリーですね。
(後はSCEの前CEO、現CEOと言う複雑な感情が久多良木さん・平井さんの間に無ければ・・・)
会長に久多良木さんですか・・・。
それはかなり衝撃的サプライズですね!
でも何かソニーのTOPはモノづくりのTOPであって欲しいと願うこのごろ。だとすれば久多良木さん復活というのは中々いいストーリーですね。
(後はSCEの前CEO、現CEOと言う複雑な感情が久多良木さん・平井さんの間に無ければ・・・)
3. Posted by kinkin 2009年02月28日 20:43
久多良木さん・平井さんの人間関係も確かにありますからね。。。
そーいや
たまたま出た本
ソニーは甦るか-日経産業新聞
ですが モノつまり有形のモノをもっての「モノつくり」の発想にとらわれすぎているのでは という感がしました。
CELLというモノにこだわった久多良木さんがそこから抜け出せるのか少々疑問もありますが、下手すればエレキ部門を売却しちゃうような 超でっかいことをするかもしれませんね。
エンターテインメント会社としていくとしたら・・
すごいことですが。
そーいや
たまたま出た本
ソニーは甦るか-日経産業新聞
ですが モノつまり有形のモノをもっての「モノつくり」の発想にとらわれすぎているのでは という感がしました。
CELLというモノにこだわった久多良木さんがそこから抜け出せるのか少々疑問もありますが、下手すればエレキ部門を売却しちゃうような 超でっかいことをするかもしれませんね。
エンターテインメント会社としていくとしたら・・
すごいことですが。